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富山のくすりアラカルト
富山のくすりQ&A 「富山のくすり」再発見

Vol.1 製剤技術

アウトソーシングの完全自由化で
富山県の医薬品生産額が全国2位に

昔ながらの売薬さんで有名な「富山のくすり」って、今どのくらいの実績があるんですか。

古く江戸時代から地域の人々へ「くすり」をお届けしてきた富山の売薬さん(医薬品配置販売業者)は、今でも県内在住の方で827人(平成27年12月末現在)が従事しておられ、沖縄県を除く全国各地を訪問しています。
また、富山の配置用医薬品生産額は112億円(平成25年)で全体の約5割を占め、トップの座を守り続けています。

一方で、地域にお届けする「くすり」の有効性・安全性、品質と安定性の確保のため、県内医薬品メーカーは製剤開発と技術力に磨きをかけ、良質な医薬品供給に努めてきました。
そして近年では、こうした伝統と経験を礎として、県外大手医薬品企業との業務提携を推し進め、相応の成果を残してきましたが、平成17年の改正薬事法施行に伴うアウトソーシングの完全自由化で、県外企業との業務提携や受託製造の拡大が図られ、医薬品生産金額は当時の全国8位から現在は2位へ躍進を遂げています。

県と薬業連合会では、県外企業との業務提携をさらに拡充させるため、大手企業関係者を招いた講演会や意見交換会の開催、さらに、インターネット・ホームページ上で「県内製薬企業の受託製造希望情報」を公開するとともに、薬業連合会では「委受託総合マッチング窓口」を設けて支援することにしています。

最新の技術を最先端の技術者から学ぶ

くすりで有名な富山県には、どのくらいのメーカーが存在するのですか。
また、歴史や伝統のイメージが強いのですが、現在はどのような取り組みがなされているのですか。

富山県内には医薬品製造業者数が79社、製造所数は99ヵ所(平成28年1月現在)あります。
そのうち、配置用医薬品メーカーはもちろんのこと、新薬開発研究や医療用・ジェネリック医薬品製造、一般用医薬品製造企業などバラエティに富んだ企業が存在しています。
そして、使用する患者さんのQOL(生活の質の向上)に配慮した、使用しやすい剤型の開発に取り組む企業もあり、経皮吸収型貼付剤や、国内初のDPI製剤および眼軟膏などが薬都とやまで誕生しています。

一方、県内企業の製剤開発力や独自の技術、ノウハウを活かし、県外医薬品メーカーからの受託製造に取り組んでいるところですが、その拡充に向けてレベルアップを図るため、薬業連合会では製剤技術研修会を年8回開催し、大手メーカー等で最新の技術開発に取り組む第一人者を講師に迎えて、中堅から若手製造技術者の育成を進めています。